ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)2024 1位・2位独占特別企画イベントが10/18〜10/21まで開催されると聞き、10/18・19の二日間猿田彦珈琲さんへ行ってきました!
JBCが閉幕して1週間。決勝の興奮が冷めやらぬまま、コーヒーラバーの多くが待ち望んでいたイベントがついに開催!らてみゅーちゃん、アドレナリンがドバドバでし!
ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)とは?
今回、猿田彦珈琲の伊藤大貴バリスタと安部潤バリスタが参加した、ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)とは日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)主催のコーヒーの競技会のことで、国内TOPバリスタを決める大きな大会です。
15分(予選は10分)という決められた制限時間内に「エスプレッソ」「ミルクビバレッジ」バリスタオリジナルの創作ドリンク「シグネチャービバレッジ」の3種類のドリンクを各4杯ずつ提供し競います。
2024年10月9日に準決勝、10月10日に決勝が東京ビックサイトで行われ、伊藤バリスタが優勝、安部バリスタが準優勝に!猿田彦珈琲のバリスタが1位2位を独占するという快挙を遂げました!
JBCで絶賛されたエスプレッソとラテとはどのような味なのか気になりますよね?今回のイベントでは、伊藤バリスタと安部バリスタご本人による大会仕様のビバレッジをいただけるということで、早速伺ってみました!
伊藤バリスタのエスプレッソ
JBC優勝の伊藤バリスタがエスプレッソで使用されたコーヒー豆がこちら
『PANAMA JANSON Los ALPES Geisha Washed』
世界最高峰と言われるパナマゲイシャ。さらにそのパナマゲイシャのなかでも有名なジャンソン農園のゲイシャ種を使用しています。
このエスプレッソはとにかく「上品」な味!
エスプレッソといえば苦味が強いというイメージがあると思いますが、このエスプレッソは今までのイメージを覆す美味しさで、バランスの良い酸味や甘みが感じられました。
伊藤バリスタのカフェラテ
カフェラテに使用された豆はこちら
『COLOMBIA EL DIVISO Aji Bourbon TROPICAL FRUIT FORWARD LSH』
こちらのラテはフルーツの華やかなフレーバーが一気に広がり、一口目のインパクトに驚かされるラテ。これまで飲んだことのない味でした。マスカットやメロン、ライチなどフレッシュでジューシーなフルーツを連想させるフレーバーのエスプレッソとミルクが合わさり、まるでフルーツミックスジュースのようにも感じました。
安部バリスタのエスプレッソ
安部バリスタが使用した豆はこちら
『PANAMA ESMERALDA BUENOS AIRES Geisha Washed』
伝説のコーヒーと言われるエスメラルダ農園のゲイシャを使用しています。
エスプレッソは爽やかな酸味が広がるクリーンな味で、フルーツの甘酸っぱさが感じられました。
安部バリスタのカフェラテ
安部バリスタがカフェラテで使用した豆は
『COLOMBIA ZARSA Pacamara Anaerobic AND AEROBIC Natural』
安部バリスタのカフェラテは、伊藤バリスタのカフェラテとは打って変わってベリー系のフレーバーが広がる華やかなラテで、ベリー感の奥からはダークチョコレートのようなフレーバーも感じました。甘さを引き出す53度ほどの牛乳と合わせているそうで、まるでベリーチョコレートミルクを飲んでいるような甘さとまろやかな後味が残ります。甘さと酸味のバランスがちょうど良くもう1杯飲みたいと思わせるラテでした。
最後に 〜猿田彦珈琲が数々のタイトルを獲得している理由とは?〜
SCAJでは、JBCやJLAC(ジャパンラテアートチャンピオンシップ)、JSC(ジャパンサイフォニストチャンピオンシップ)など様々な競技が開催されています。猿田彦珈琲は近年、数々のタイトルを獲得しており、伊藤バリスタはJLACを三連覇、そしてJLAC2024では同社の野澤バリスタが優勝してます。
なぜ近年、これだけの成果を生み出すことに成功しているのでしょうか?その秘密を、店舗統括を担当されている北島惠部長に伺いました。
結論からお伝えすると、大きく4つのポイントが挙げられます。
①伊藤バリスタによるトレーニングや改善案を実施したことで、全社的にバリスタのスキルやビバレッジの品質が向上(平準化)したこと
エスプレッソの味を決めるタンピング。ただし、高いスキルが求めれるため、店舗によってクオリティにバラつきがあったそうです。伊藤バリスタによる提案で、オートタンピングが導入され、クオリティの平準化に成功されたそうです。
②バリスタの向上心が高く、より美味しいビバレッジを提供するために、自主的に研鑽を積んでいること
伊藤バリスタによるトレーニングで、バリスタの士気が全社的に向上したようです。コーヒー業界に限らず、従業員のモチベーションを上げることに苦慮されている企業は多いでしょう。大谷翔平選手のようなスーパースターがいる組織は、全体を牽引しチームの成長曲線に貢献すると言われています。猿田彦珈琲でも共通した部分があるのではないでしょうか?
③バリスタの会社への愛着度が高いこと
なんと決勝では、猿田彦珈琲のバリスタが30名ほど会場で観戦されたそうです。お休みの方や地方店舗の方も足を運んだそうで、会社や組織、人に対する愛着度が高いことが伺えます。
④安部バリスタがバリスタ間で強いエンゲージメントを生み出すように組織開発していること
通常の業務はデスクワーク中心という安部バリスタ。猿田彦珈琲のイズムを落とし込んだ組織開発が良質な人材を生み出しているように感じました。
以上、これらの要素が点ではなく、線となってシナジーを生み出していることが猿田彦珈琲の強みと言えるのではないでしょうか?
来年のWBC(World Barista Championship 2025 Milan)では、JBC2024チャンピオンの伊藤バリスタが出場されますし、今後も猿田彦珈琲から目が離せないですね!
猿田彦珈琲
The Bridge 原宿駅店
住所:東京都渋谷区神宮前1-18-20 原宿駅 2F
営業時間:8:00 – 21:00
渋谷 道玄坂通
住所:東京都渋谷区道玄坂2-25-12 道玄坂通 1F
営業時間:7:30 – 22:00
イベント詳細ページ:https://sarutahiko.jp/pages/jbc2024?utm_source=ownd_ec&utm_medium=mv&utm_campaign=JBC
公式instagram:https://www.instagram.com/sarutahikocoffee/