【鎌倉バリスタ紹介】vol.4「Sea Gleam Coffee Kamakura」池永 弘さん

Sea Gleam Coffee Kamakura（シーグリームコーヒーカマクラ）とは？

Sea Gleam Coffee Kamakuraは、2020年6月に材木座にオープン。そして2店舗となるRoastery&Standを2024年4月に大町にオープンしました。自家焙煎コーヒーやエスプッソメニュー、フードやスイーツを提供しており、海を感じながらカフェ体験ができるコーヒーショップです。今回はローカルにも愛されるお店の魅力を、バリスタでオーナーの池永さんに伺ってきました！

池永さんのコーヒーキャリアを教えてください。

コーヒーマンとしての主なキャリアはSea Gleam Coffeeをオープンさせた2020年からですが、以前勤めていたハンバーガーショップで4年ほど修行しており、当時提供していたコーヒーの味がとても印象的で、次第にコーヒーの魅力に引き込まれていきました。

鎌倉に開業したキッカケを教えてください。

鎌倉生まれ鎌倉育ちということもあり、鎌倉でお店をやりたいという思いは以前からありました。鎌倉の良いところを伝えていきたいし、お店で街を盛り上げたい。かつてはリクルートに勤務し、その後飲食業界に転向しましたが、大好きなコーヒーを仕事にしたいという思いを実らせ、コーヒーショップをオープンさせました。

Sea Gleam Coffee Kamakuraさんのコンセプトは何ですか？

サーフィンを嗜んでいるのですが、サーフィンとコーヒーに親和性を感じています。ですから、「海街のコーヒースタンド」をコンセプトとし、リラックスできるコーヒーとその空間・体験を提供しています。

提供されているカフェラテの特徴について教えてください。

エチオピアのナチュラル精製の豆は、果実感（ベリー感）が感じられ、まるでストロベリーチョコレートのような味わいになります。エスプレッソの酸味がミルクの甘さと生み出すバランスが最高なんですよ。カフェラテの温度帯は62℃で提供しており、ミルクのトロみと甘さが引き立つように設計しています。

焙煎については、鎌倉のバリスタ・望月光さん（Coffee etomoiri オーナー）からトレーニングを受け、その後試行錯誤を重ねながら今のフレーバーに辿り着きました。焙煎方法によってカフェラテの味わい方が変化しますが、より美味しいカフェラテを探求していきたいですね。

エスプレッソマシンと焙煎機のモデル名を教えてください。

「LA MARZOCCO Linea mini」を使用しています。最新のモデルではありませんが、名機でありマニュアル抽出のベーシックモデルタンク式で移動も可能です。100Vのマシンで、毎日半日ごとに気温や湿度に応じて調整をしています。

焙煎機は小型焙煎機の「aillio（アイリオ）Bullet R1 V2」を導入しています。電気式のため、浅煎りなどといったスペシャルティコーヒーとの相性は良いです。焙煎は料理と同様で、調理の仕方で味わいが変化するように、焙煎方法でカフェラテの仕上がりも全く違うのです。

今後の展望について教えてください。

ロースタリーとしての活動を中心に、豆の販売、イベントへの出店などを精力的に行っていきたいですね。特にコーヒーには欠かせない手作りスイーツの展開も強化していきたいですね。
また、大町店ではコーヒーメニュー、材木座店ではランチメニューを拡充させ、地元の方にもご満足いただけるようなお店（ブランド）に成長させていきたいと考えております。
もちろん、より美味しい自家焙煎コーヒーを提供するために、焙煎力やブレンド力といった焙煎士・バリスタとしてのスキルも日々研鑽を重ねていきますよ。そういった熱量の高さがスタッフにも伝染して、クオリティの高いコーヒーを常に提供できるように育成していきたいですね。

最後に　〜Sea Gleam Coffee Kamakuraさんにお話を聞いて〜

Sea Gleam Coffee Kamakuraさんは、まさに「海街のコーヒースタンド」というワードがピッタリ当てはまる、鎌倉らしいコーヒーショップです。池永さんの焙煎技術が凝縮されたカフェラテは、ローカルや観光客を魅了するクオリティで、売上No.1とお話されていたのには納得感があります。
コーヒー豆の卸も対応しているとのことですので、スペシャルティコーヒーの導入を検討されている飲食店さんは、池永さんにご相談してみるのも良いかもしれませんね！